2017.03.11
GoogleマップにGeoJSONで図形を描画する
みなさん、こんにちは!
前回、KMLファイルを使って図形を描画する方法を紹介しましたが、今回は GeoJSON ファイルを使って図形を描画する方法を紹介します!
今回紹介する GeoJSON は ジオメトリ図形を JSON形式で表現する方法です。最近の流行りである JSON 形式で表現できるので非常に使い勝手が良いですね。
KMLファイルの場合、ファイルをグローバルなURLに置かないといけないという課題がありましたが、GeoJSON の場合は、ローカルのURLでも利用することができます。
イントラ利用で一括で図形を描画したいときには、GeoJSON がオススメですね。
さて、早速デモ画面を見ていきましょう。「GeoJSONロード」ボタンをクリックすると、前回と同様、マーカー、ライン、ポリゴンを描画します。
GeoJSONを使って図形を描画するときのソース・プログラムです。mapオブジェクト生成後、「map.data.loadGeoJson」にて GeoJSON を読み込みます。マーカーのアイコンや、ライン、ポリゴンの色等の設定は、「map.data.setStyle」にて行います。図形をクリックしたときのイベントは、「map.data.addListner」で定義することができます。
var initMap = function(); var map = new google.maps.Map(document.getElementById("map"), { zoom : 15, center: _new google.maps.LatLng(35.692235, 139.759864), mayTypeId: google.maps.MapTypeId.ROADMAP, scrollwheel: true, mapTypeControlOptions: { position: google.maps.ControlPosition.BOTTOM_CENTER }, }); // InfoWindowを生成 var infoWindow = new google.maps.InfoWindow(); // GeoJson をロード map.data.loadGeoJson('geojson/s01.geojson'); // スタイルの設定 map.data.setStyle(function(feature) { if (feature.getProperty('type') === 'point') { // マーカーのスタイル return ({ icon: { url: feature.getProperty('icon'), scaledSize: new google.maps.Size(32, 32) } }); } else if (feature.getProperty('type') === 'polyline') { // ポリラインのスタイル return ({ strokeColor: '#0000ff', strokeWeight: 2, clickable: true, zIndex: 1 }); } else if (feature.getProperty('type') === 'polygon'){ // ポリゴンのスタイル return ({ fillColor: '#ff0000', fillOpacity: 0.5, strokeWeight: 0, clickable: true, zIndex: 1 }); } }); // クリックイベントの定義 map.data.addListener('click', function(event) { // 表示位置 infoWindow.setPosition(event.latLng); // InfoWindow内のの内容 infoWindow.setContent('<h3>' + event.feature.getProperty('name') + '</h3><br/>' + event.feature.getProperty('description')); // IndowWindowを表示 infoWindow.open(_map); }); };
以下が今回使用した GeoJson ファイルです。
プログラム内の「feature.getProperty(“name”)」は、”poperties” 内の “name” を取得しています。
{ "type": "FeatureCollection", "crs": { "type": "name", "properties": { "name": "urn:ogc:def:crs:OGC:1.3:CRS84" } }, "features": [ { "type": "Feature", "properties": { "name": "ポイント1", "description": "テスト用ポイント1です。", "type": "point", "icon": "https://maps.multisoup.co.jp/exsample/common/img/ms/pin_01.png"}, "geometry": { "type": "Point", "coordinates": [ 139.75986270479419, 35.694634921909767, 0.0 ] } }, { "type": "Feature", "properties": { "name": "ポイント2", "description": "テスト用ポイント2です。", "type": "point", "icon": "https://maps.multisoup.co.jp/exsample/common/img/ms/pin_04.png"}, "geometry": { "type": "Point", "coordinates": [ 139.7598636575899, 35.693392075631337, 0.0 ] } }, { "type": "Feature", "properties": { "name": "ポイント3", "description": "テスト用ポイント3です。", "type": "point", "icon": "https://maps.multisoup.co.jp/exsample/common/img/ms/pin_05.png"}, "geometry": { "type": "Point", "coordinates": [ 139.76192383685731, 35.693755104959394, 0.0 ] } }, { "type": "Feature", "properties": { "name": "ライン", "description": "テスト用ラインです。", "type": "polyline", "icon": null}, "geometry": { "type": "LineString", "coordinates": [ [ 139.76148924980581, 35.695239184799441, 0.0 ], [ 139.76276858374351, 35.694297015708813, 0.0 ], [ 139.7625057055418, 35.692912559422311, 0.0 ] ] } }, { "type": "Feature", "properties": { "name": "ポリゴン", "description": "テスト用ポリゴンです。", "type": "polygon", "icon": null}, "geometry": { "type": "Polygon", "coordinates": [ [ [ 139.75876778245129, 35.693802037023673, 0.0 ], [ 139.758970953849, 35.692875568350857, 0.0 ], [ 139.76093088230721, 35.692858331137693, 0.0 ], [ 139.76105321410731, 35.693831589073483, 0.0 ], [ 139.75876778245129, 35.693802037023673, 0.0 ] ] ] } } ] }
前回紹介した KML や GeoJSON を利用するれば、簡単にマーカーやポリゴン、ポリラインを描画することができますね^^ また、KML や GeoJSON は統一規格なので、他のGISソフトでも利用できるところが利点です!
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