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Introduction example

2025.03.13

Google AI EdgeをAndroidで試してみました(画像セグメンテーション編)

google_ai_edge

みなさん、こんにちは

今回もGoogle AI Edgeのソリューション MediaPipe をAndroidで試してみようと思います。

今回は割と簡単に試せるImage Segmentation(画像セグメンテーション)を試してみます。

 

MediaPipeのImage Segmentationを試してみる

まず下記のGoogle AI Edgeの公式GitHubからMediaPipeのサンプルをダウンロードします。

(前回ダウンロードされている方は必要ありません)

https://github.com/google-ai-edge/mediapipe-samples

取得できたら、この中にある /examples/image_segmentation/android/ ディレクトリを Android Studioで開きます。

ここで、使用するカメラがフロントカメラになっていて試しにくいので、プログラムを修正しバックカメラに変更しました。

具体的には CameraFragment の 59行目を下記のように修正します。

//private var cameraFacing = CameraSelector.LENS_FACING_FRONT
private var cameraFacing = CameraSelector.LENS_FACING_BACK

それでは今回も端末で試してみます。

写真はフリー素材をPCに映して使用しています。

デフォルトのモデル DeepLabV3 では次のように人物のみセグメント表示されます。

Screenshot_20250313-151231

モデルを Hair Segmenter に変更すると次のように頭髪のみ検知されますが、

精度がイマイチですね。ライブビュー上で処理しているからかも知れませんが。

Screenshot_20250313-151250

次にモデルを Selfie Segmenter に変更すると、人物以外の部分に色が付きます。

見せたくない背景などを隠す処理に使えそうです。

Screenshot_20250313-151304

今度はモデルをSelfie Multiclassに変更してみます。
頭髪、顔、首、胴体、手がセグメンテーションされて表示されました。
精度もなかなかのようです。

Screenshot_20250313-151319

実用的には、これらのモデルをファインチューニング(追加学習)して特定のタスクに適用していくのでしょうね。

では、バイ



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