2017.10.23
Mac で xml を gml に変換する(バッチ処理)
みなさん、こんにちは。
以前のブログで、Macで基盤地図情報をダウンロードしたもののxmlファイルなのでQGISで使えない問題が発生していた件ですが、以下のブログを参考にPythsonを使って変換してみようと思います。
東京大学 新領域創成科学研究科 味埜・佐藤研究室のページのようです。
変換方法としては、この記事で紹介されているコンバータを使用するのですが、私はとても遠回りしましたので備忘録的にメモしておきます。
<OS>Mac OS Sierra 10.12.6
1 Python をインストールする。
pythonの為に、XCode、XCode コマンドラインツール、homebrewをインストールする。Xcodeは、Appstoreから。XCode コマンドラインツールは、このリンクのように確認しました。homebrewは、こちらからダウンロードしました。ターミナルを立ち上げて、指定のコマンドを入力しました。詳しいやり方は、以下を参考にしてください。
次に、Pythonをインストールします。コチラからMac用のをダウンロードしました。ダウンロードから完了までは、環境が近かったこちらのサイト「【決定版】MacでPythonを使って『機械学習』を学ぶための環境構築」を参考にしました。このページの「python3でよく使うライブラリをインストール」までを完了させました。
これで、Pythonを使える環境になりました。
2 lxmlをインストールする。
lxmlってなんだい?と思い、検索してみますと…
lxml はハイパフォーマンス特性を実証するとともに、XPath 1.0、XSLT 1.0、カスタム要素クラス、さらには Pythonic なデータ・バインディング・インターフェースのネイティブ・サポートを備えた最初の Python XML ライブラリーです。
具体的になんなのか無学のわしにはわからなかったのですが、データ変換には、lxmlモジュールが必要ということなのでインストールします。今度は、こちらのサイト「Pythonのlxmlモジュールをインストールする」を参考にします。まず、Pythonのモジュール管理には専用のパッケージ管理システムpipをインストールし、でlxmlをインストールします。
3 jpgisgmlv4togml-converterをダウンロードして解凍します。
やっと変換のための道具が揃いました!!やったー!!
4 Terminal上で以下のようなコマンドを打ちます。
cat (元ファイル.xml) | python (jpgisgml2gml.pyをパス付きで記述) > (変換後ファイル.gml)
なので私は実際にこのように打ち込みました。
cat testa.xml | python jpgisgml2gml.py >testa.gml
変換したいファイルとさっきダウンロードしたコンバータは同じディレクトリ内に置いておきました。
見事に変換成功!GMLになりました^^
しかし、はて、1ファイルだけできてもな… と思いましたので、バッチ処理でディレクトリ内全ての該当ファイルをgmlに変換したい。。と思い、以下のようなシェルスクリプトを作りました。
#!/bin/sh
for f in *.xml
do
cat $f | python jpgisgml2gml.py > “${f%.*}.gml”
done
適当な名前で保存し、実行しました。
$ chmod u+x(適当な名前).sh
$ ./(適当な名前).sh
全てのファイルが、既存のファイル名を生かしたままgmlファイルになりました!
これでやっと QGISにデータを乗せることができました。
社内のQGIS先生ありがとう!!
次回は、GML→SHPです。
続く…
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