2018.02.02
BLE Beaconを使った屋内測位方法をご紹介
みなさん、こんにちは!
屋内測位技術を使い、工場内の人の動きを見たい、フォークリフトの動くをみたいといったご要望が去年くらいからとても多くなってきました。マルティスープの屋内位置情報ソリューション「iField indoor(アイ・フィールド インドア)」もBLE Beaconを使い屋内測位を行なっています。BLE Beaconを使う測位方式もいくつかありますので、今回はその中から3つの方式についてご紹介したいと思います!
まず、BLE Beaconとは、Bluetooth Low Energy(BLE)を使って電波を発信する端末です。端末自体の単価は安価で、シンプルで扱いやすい端末です。その端末を屋内空間に網羅的に設置し、位置測位対象となるスマートフォン等の位置情報を推定します。 また、逆にモノの位置を測位した場合は、モノ側にBeaconを携帯し、スマートフォンやタブレットを受信装置として活用することも可能です。
・位置推定型
作業者やフォークリフトなど動態の移動の軌跡を取得するのに向いている測位方法です。設備にBLE Beacon(発信機)を設置、作業員やフォークリフトなど動態側がスマートフォン(受信機)を所持します。スマートフォンで受信した複数のBeacon情報(複数の識別情報+電波強度)から受信機の位置を推定します。
・近接型
薬液注入場所など特定したい作業工程(場所)を取得するのに適した測位方式です。位置推定型と同じく設備にBLE Beacon(発信機)を設置、作業員あるいは動態側がスマートフォン(受信機)を所持しますが、スマートフォンで受信した特定のBeacon情報(特定の識別情報+電波強度)のみより受信機の位置を推定します。
・ゲートウェイ型
ゲートウェイ型は、上記2つとは異なり、設備にはIoT ゲートウェイ(受信機)を設置、作業員やフォークリフトなどの動態側はBLE Beacon(発信機)を所持します。IoTゲートウェイが受信した特定のBeacon情報(特定の識別情報+電波強度)から、発信機の位置を推定します。スマートフォン端末を動態へ所持させるのが困難な場合など、こちらの方式をオススメしています。
IoTゲートウェイ:端末内にSIMを装着もしくは現場内のWi-Fi環境を利用し、受け取ったBeacon情報をもとに、位置を近接的に測位します。
iField indoor については、こちらの記事でもご紹介させていただいております。
IoT×屋内測位パビリオン出展 iField indoorをご紹介!
また、製品紹介サイトはこちらになります。
iField indoor は、BLE Beaconを使った測位だけでなくいくつかの測位に対応しておりますので、そちらについてはまた次回紹介したいと思います。
バイ!
地図や位置情報を用いたシステムのご提案・開発ならマルティスープへ
マルティスープは、創業以来のGISとモバイル開発の実績と技術力で、営業支援システムやリサーチ・公共インフラ・工事・警備業界の現場を支援するシステム開発など、地図や位置情報を使った業務システムの導入のご提案や開発をいたします。
現場をつなぐコミュニケーションが屋内外業務のパフォーマンスを最大限に。マルティスープのiField(アイ・フィールド)®シリーズは、屋内外業務の現場の実力を減少させるコミュニケーション障壁を除き、使い慣れたスマートデバイスを使って 現場の実力をリアルに伝えるサービス。
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マルティスープは地図情報をはじめとする位置・空間情報技術のエキスパート集団です。当社で日々研究している地図や位置情報といった技術は、災害支援など貢献度の高いシステムとして使用されることもあれば、スマートフォンアプリのゲームとして使われることもあり、その利用用途・価値は、今後もますます広がっていっています。
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