2017.02.23
Google Maps APIs 有償版と無償版の機能的な違い
みなさん、こんにちは!
今日は、Google Maps API の無償版(スタンダード)と有償版(プレミアム)の機能的な違いをご紹介したいと思います。
Google Maps APIs のホームページにももちろん記載されていますが、すこし見つけることが難しいので、改めてこちらでご紹介します。
Google Maps Image API
機能 | 無償版(スタンダード) | 有償版(プレミアム) |
---|---|---|
Static Maps API(静的な地図画像取得) | ||
最大画像解像度 | 640×640 | 2048×2048 |
StreetView Image API(静的なストリートビュー画像取得) | ||
最大取得解像度 | 640×640 | 2048×2048 |
有償版の場合、最大 2048px の画像を取得できます。 高解像度の画像が必要な場合、有償版がおすすめです!
WebサービスAPI(サーバ側)
機能 | 無償版(スタンダード) | 有償版(プレミアム) |
---|---|---|
Directions API(ルート検索) | ||
1リクエストで設定可能な経由地 | 23 | 23 |
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
Elevatoin API(地点の高度取得) | ||
1リクエストで設定可能なポイント数 | 512 | 512 |
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
Geocoding API(住所から緯度経度取得) | ||
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
Distance Matrix API(複数地点間のルート距離時間を一括取得) | ||
1リクエストに付き設定可能な要素数 | 100(最大25の送信元と最大25の送信先) | 625(最大25の送信元と最大25の送信先) |
1秒間あたりの最大要素数 | 100(サーバとクライアントの合計) | 1000 |
Geolocation API(基地局やWi-Fiの位置取得) | ||
1秒間のリクエスト可能回数 | 50 | 50 |
Time Zone API(地点のタイムゾーン取得) | ||
1秒間のリクエスト可能回数 | 50 | 50 |
Roads API(地点を道路上にスナップ) | ||
1リクエストの最大ポイント数 | 100 | 100 |
1秒間のリクエスト可能回数 | 50 | 50 |
Distance Matrix API では最大、送信元 25 × 送信先 25(合計625)のルート距離と所要時間が一括で取得できます。無償版では、最大100なので、4×25、10×10 等までに制限されてしまいます。
Google Maps JavaScript API サービス(クライアント側)
機能 | 無償版(スタンダード) | 有償版(プレミアム) |
---|---|---|
DirectionService(ルート検索) | ||
1リクエストで設定可能な経由地 | 8 | 23 |
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
ElevationService(地点の高度取得) | ||
1リクエストで設定可能なポイント数 | 512 | 512 |
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
GeocodingService(住所から緯度経度取得) | ||
1秒間のリクエスト可能回数 | 50(サーバとクライアントの合計) | 50 |
DistanceMatrixService(複数地点間のルート距離時間を一括取得) | ||
1リクエストに付き設定可能な要素数 | 100(最大25の送信元と最大25の送信先) | 625(最大25の送信元と最大25の送信先) |
1秒間あたりの最大要素数 | 100(サーバとクライアントの合計) | 1000 |
DirectionsService では無償版の場合、経由点が8個までしか設定できません。もっと多くの経由点が必要な場合は有償版をご検討ください。
DistanceMatrixServiceも、Distance Matrix API と同様な結果です。
2017年2月22日時点での違いとなります。今後変更される可能性もありますので、ご注意ください。
何かしら変更があった場合、このブログですぐに紹介しますので、たまには見に来てくださいね^^
その他にも、サービスレベルや技術サポート、広告の制御、1日に使用できる利用回数等の違いもあります。詳しくは、以下のページもご覧ください。
サーバとクライアントの合計とは?
例えば、住所から緯度経度を取得しようとした場合、サーバサイトで利用可能な Geocoding API と JavaScript API 内にある GeocodingService を利用する2パータンがあります。
Geocoding API はバッチ処理等で、一括処理する用途に向いています。
GeocodingService は、ボンタをクリックした等のタイミングで緯度経度を取得する用途で使用することが多いのでないでしょうか。
無償版(スタンダード)では、上記2つを合計してカウントされることになります。
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