マルティスープ
Staff Blog

2017.02.07

Google Maps 無償版の利用制限について

みなさん、こんにちは:)

今日は、お客さまからの問い合わせが多い Google Maps APIs の無償版(スタンダードプラン)の利用制限についてご紹介します。

まず、Google Maps のスタンダードプランは多くの方が無償で利用できるということをご存じだと思うのですが、それはある一定の条件下においてになります。(逆をかえせば、規約違反になる使い方をされてる方も多いです。) 今回は、2016年６月２２日(米国時間)に Google Maps APIs のスタンダードプランについて大幅な規約変更が実施されましたので、そちらの情報も踏まえてご紹介します。

1　イントラネット内やログインの必要なサイトで使用している場合

アクセスが制限されているサイトへの利用は、基本的にはスタンダードプランではご利用いただけません。

2　動態管理に使用している場合(アセットトラッキング)

人や物などの位置を追跡して監視するアプリやウェブサイト。対象のプラットフォームに関わりなく、本項目に該当する場合はスタンダードプランではご利用いただけません。

3　OEM販売している場合

みなさんが開発したソフトウェアやアプリケーションへ Google Maps を埋め込み、それを有料で販売する場合は、スタンダードプランではご利用いただけません。

4　JavaScript APIの使用が25,000回/日を超えた場合

これまでも利用回数の上限はあり、連続90日間超過の場合でしたが、一度でも上限値を超えると即座にエラーになり、地図が表示されなくなります。

それぞれのAPIの上限は以下の通りです。

5　APIキー設定が必須

スタンダードプランでGoogle Maps をご利用になりたい場合は、APIキーの取得と設定が必須になりました。今までは、V3を使用するとき、APIキーを設定しなくても使用することができましたが、今後はAPIキーを設定が必要となりました。APIキーが設定されていない場合、地図は表示されません。また、規約変更以前より利用されている場合は、2016年10月12日以降はAPIキーの設定のないものに関しては、地図が表示されなくなる可能性がありますのでご注意ください。

キーの設定に関しては、以下が参考になります。

[重要]Google Maps API スタンダードプラン（無償版）のポリシー変更について

[重要]Google Maps API スタンダードプラン（無償版）のポリシー変更について2

6　組込アプリで利用の場合

たとえば、コピー機やランニングマシーンで地図を表示しているものなども該当します。有償のPCソフトや商品に連携したアプリなどでは無償版をご利用頂く事はできません。PCソフトなどで住所の横に[地図]ボタンを付与し、ブラウザに外部連携している場合もこれに該当します。

7　スマートフォンアプリでのAPI利用の場合

有料アプリでSDKを利用する場合は問題ありませんが、WebKitで地図を表示する事は規約違反となりますのでご注意ください。

いかがでしたでしょうか？

お読みいただき、規約違反かも。。と感じた方は一度お問い合わせください。無料でお調べいたします:)

今後、関連して質問の多い

「Google Maps の使用回数の数え方」、「上限を超えてエラーが出てしまった場合の対処方法」　など、ご紹介したいと思います。

マルティスープは、Google Maps APIs の公式リセラーです。Google Maps APIs のスタンダードプランをご利用のお客様に対して、安心してGoogle Maps APIsをご利用頂ける方法をご案内しております。上限値が分からない・有料プランに切り替えたいなど、お気軽にご相談ください。

※参考　スタンダードプランとの比較